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イタリアの植物そして動物
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イタリアの中部・南部低地の植物は典型的な地中海性で、この地方特有の植物には、オリーブ、オレンジ、レモン、シュロなどがある。ほかに、イチジク、ナツメヤシ、ザクロ、アーモンド、サトウキビ、ワタなどが最南部でよくみられる。アペニノ山脈の植物は中央ヨーロッパの植物とよく似ている。麓にはクリ、イトスギ、カシが密生し、高地ではマツとモミが広くみられる。

イタリアの植物相
イタリアの植物相

野生動物の種類は、ヨーロッパの類似した地域とくらべて少ない。アルプス山脈には、少数だがマーモットやシャモア、アイベックスがすむ。古代に多数生息していたクマは事実上絶滅したが、オオカミとイノシシはまだ山岳地方におり、キツネもいる。ハゲワシ、ノスリ、タカ、トビなどの猛禽類(もうきんるい)は、おもに山岳地方でしかみられない。ウズラやヤマシギなどの渡り鳥は、イタリアの各地でみることができる。爬虫類(はちゅうるい)ではトカゲやヘビ、3種類の毒ヘビ、サソリがいる。

イタリアは天然資源にとぼしい。山がちな地形やきびしい気候のために、農業にむかない。石炭のような基本的な地下資源も不足している。もっとも重要な鉱物資源は、天然ガス、石油、亜炭、硫黄(いおう)、黄鉄鉱で、ほかに鉛、マグネシウム、亜鉛、水銀、ボーキサイトがある。これらの鉱床の多くはシチリア島とサルデーニャ島にあるが、1990年代初頭までに大半がほりつくされてしまった。建築石材は種類が豊富で、大理石が有名である。イタリア近海は漁業資源にとみ、イワシ、マグロ、カタクチイワシは、商業上きわめて重要である。淡水魚ではウナギやマスがとれる。

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