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スウェーデンの政府そして政治政体
スウェーデン

スウェーデンは、1809年公布の政体法と66年の国会法を修正して1975年に公布された新憲法にもとづく立憲君主国である。新憲法では国王の権限は削減されており、国王は国家元首として国儀をおこなうが、軍の最高指揮官でもなければ、閣僚会議の議長をつとめることもない。また、新憲法ではすべての権力は国民に帰属することがさだめられ、基本的人権に関する宣言がふくまれている。王位継承権は、80年に女性にもあたえられるようになった。

スウェーデンの政府
スウェーデンの政府

行政権は内閣に属し、内閣は国会に責任をおう。内閣は首相、各省庁の大臣、無任所大臣からなる。中央行政庁の長官は政府によって任命される。これら中央行政庁は名目上は中央省庁の下部組織だが、実際には独立した機能をはたしている。

国会は、1971年にそれまでの二院制を廃止して定数350議席の一院制となった。しかし、75年の新憲法では、賛否同数をさけるため議員定数を349にあらためた。議員の任期は4年。国会議員は、18歳以上の有権者による普通選挙により、中選挙区制のもと比例代表制で選出される。小党分立をふせぐため、得票率が4%に達しない政党は国会の議席を獲得できない。

司法組織は政府のあらゆる組織から完全に独立しており、最高裁判所、高等裁判所、地方裁判所の3審制をとっている。最高裁判所は、すべての裁判における最終的な上告の場である。控訴に対する司法権をもつ高等裁判所は、管轄区域内で司法制度を執行し、下級審の裁判官を教育する責任をもつ。第一審の地方裁判所は、1人の裁判官が統轄する。一般から3〜5名をえらび審議される陪審制は、報道機関による名誉毀損(きそん)の案件にのみ適用される。

スウェーデンはオンブズマン制の発祥国として知られる。オンブズマンは、裁判官や行政官による法律の遵守、適用状況を監督しなければならない。また、市民からよせられた苦情を調査し、法廷に過失や犯罪の証拠を提出することができる。オンブズマンは国会が任命し、任期は4年。司法オンブズマンのほか、消費者、人種差別、障害者、男女機会均等などのオンブズマンもいる。
スウェーデンの政府 Foto E. Buchot

国内は21の県にわけられ、各県には県知事と執行委員会がおかれる。県知事は中央政府に任命され、委員会の議長をつとめる。委員会の14名の委員は地方議会が選出する。ゴトランド県をのぞく各県には、直接投票で選出される県議会がある。県議会は、おもに医療サービスを管轄している。地方自治と自治体による課税については、憲法でさだめられている。
県はさらに、日本の市町村に近い基礎自治体のコミューンにわけられる。コミューンの議会は住民投票でえらばれ、税制と、老人医療や社会福祉など住民に身近な行政サービスを管轄する。

政党では、左派の社会民主労働党と、右派の穏健党に代表される。このほか、中央党、キリスト教民主党、自由党、緑の党(環境党)、左翼党(旧共産党)がある。

"スウェーデン" MicrosoftR EncartaR Online Encyclopedia 2008
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